配車アプリ×広告で新たなタクシービジネスモデルを作って欲しいね

大阪のワンコインタクシーグループがラッピング広告をはじめたようですよ。

ワンコイングループの車両200台の車体に広告表示開始。

ワンコイングループ会長のブログの2019年01月29日のエントリーによるとワンコイングループのタクシー車両、200台にアプリ配車(DiDi)に関する広告を表示しはじめたようです。前後左右のドア4枚を使用したとても大きな広告になっているようです。

乗客にとってはありがたくもなんともない。

昨年末、DeNAが新たな移動体験創出プロジェクトであるPROJECT MOVの第1弾として「0円タクシー」のサービスを行った。提供期間は12月5日〜31日(7〜22時)と限定的であったが、業界的には十分インパクトのある話題だったようだ。この0円タクシーだが、広告宣伝費によって乗客が支払う料金が無料になるビジネスモデルで、タクシーの車体にド派手な「どん兵衛」のラッピング広告が施されていた。

無料だったらうれしいなぁ

この派手などん兵衛タクシーの「運賃無料!」のインパクトが強かったため、ワンコイングループのラッピング広告を知ったときには「さすがワンコインさんやるっ!」と思ってしまったのだが、なんてこと無い。運賃無料ってことでもなく、運賃が安くなるわけでもまったくなかった。残念だ。広告料は乗務員に100%還元されるらしい。さすが乗務員ファーストのタクシー会社である。お客様ファーストではなかった。

お金払ってなんでこんなタクシー乗らなあかんねん!

最近、タクシーの乗客側にまわってしまってる私の率直な感想である。広告が派手すぎて恥ずかしい。基本的に私はかわったタクシーには乗らないタイプである。ピンク系のタクシーも一切乗らないし、順番きても飛ばしてもらう。ラッピング広告の派手なタクシーも基本的に乗り込まない。なぜなら物珍しさから注目され、写真をとられSNSにアップされる事もあるからだ。

なんでお金払って晒し者にされなあかんの?

絶対に乗るのはごめんである。

配車アプリはなぜここを攻めてこないのか?

しかしこれが「無料」もしくは「割引」があったらどうだろうか?それなら喜んで乗るって人もいるかもしれない。

現存のタクシー広告は乗客に還元されない。だから快く思ってない私のような客にも強制的に見せつけるから反感を買うし、客離れを起こす。

じゃあ、希望者のみに表示させたら嫌がられないし、なおかつ割引もあったら喜ばれるんじゃないの?

そのシステムがDiDiやUberなら簡単につくれるはずなのである。

タクシーの配車注文をかけた後、到着するまでのほんの1分間程度でもスマホに広告を流せばいい。そして割引クーポンを発券する。タクシーの到着に時間がかかればかかる程割引率を高くしていけばキャンセル率も減るんじゃないの?って思う。
無論、希望者は広告非表示に出来るようにすればいい。もっと割り引いて欲しい客には乗車中もずっと広告が流れるようにしていればいい。
外出時のパケット代がもったいないというならば、自宅や会社のWi-Fi環境で動画閲覧してポイントを貯めていく方式でも良いだろうし、なんならポイントサイトでよくある「無料登録でポイントXXX円分!」っていうアレでもいいのだ。兎に角、これらは配車アプリだと簡単に出来ることなのである。

なぜやらぬ!?

タクシー会社の利益の為に広告を掲載するのは結構だ。だがしかし、それで客離れを起こしたら元も子もない。
会社の利益なんて運賃の値上げをすればいいじゃないか。運賃の値上げをしても客が増える仕組みを考えていくほうがよくないか?

Freemiumみたいなもんで、割引券があるから「いつもは駅までだけど今日は自宅まで♪」なんて客もいるかもしれない。いつもはバスだけどクーポンあるからタクシー乗ろう♪って客もいるかもしれない。

無論、高くてもいいから、静かな空間で帰りたい♪ってニーズにも対応できる。

配車アプリならフレキシブルに対応できるはずである。是非実現して欲しいものだ。

ABOUTこの記事をかいた人

みわちん

miwachin.com管理人。大阪在住のパラレルワーカー。暇を見つけてはネタ探しでいろんなアルバイトを経験してます。現在は大阪にてタクシー運転手として奮闘中。