イギリスの料理人でフードライターのナイジェル・スレイターの自伝をもとに、料理にまつわる人生を描く。
時代背景などが興味深い
色彩が綺麗で雰囲気もとてもよかった。だけど、内容はとても重苦しかった。
料理が出来なく病弱な母親。母親が料理をしないので家族はトーストと野菜の缶詰しか食べれない。ならばどうして料理人を雇わなかったんだろうか?庭師を雇ったり、母の死後、継母となる使用人を雇う事が出来る財力はある家庭であった。フリーメイソンの会食にも出ていたしね。もしかしたら母親のプライドを傷つけないためだったのかもしれない。それならばナイジェルは不憫でならないが、それも父親の優しさなのかもしれない。息子には辛くあたるように見える彼も、母親の死後は、息子が失敗した料理を美味しいと食べる優しさも見せてくれていたしね。
ところで、年代がはっきりわからなかったのだが、ナイジェル・スレイターは1958年4月9日年生まれなので、恐らく1960年〜70年代だと思われる。この時代のイギリスの階級社会であったり、食生活を垣間見れて興味深かった。パスタもまだ知られてなかったのね。ゲロの臭いには笑ってしまった。実は私もはじめて粉チーズのかかったミートスパゲティを出された時はゲロの臭いと思ってしまったからだ(笑)
映画データ
監 督
S・J・クラークソン
脚 本
リー・ホール
原 作
ナイジェル・スレイター
キャスト
ヘレナ・ボナム=カーター
フレディ・ハイモア
ケン・ストット
ヴィクトリア・ハミルトン
オスカー・ケネディ
クレア・ヒギンズ
ナイジェル・スレイター
フレディ・ハイモア
ケン・ストット
ヴィクトリア・ハミルトン
オスカー・ケネディ
クレア・ヒギンズ
ナイジェル・スレイター
公 開
2010年12月30日
時 間
96分
製作国
イギリス
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