田舎では稼げないという先入観を覆す一冊
田舎で仕事といわれると、農業、漁業などの一次産業を思い浮かべる方や、田舎に仕事がないと思われる方のほうが多いかもしれません。
しかし、それは単なる偏見で思考停止にすぎないことをこの本は教えてくれます。
著者は高校卒業と同時に上京し、格闘家の夢を目指したもののケガで夢を断念。23歳の時にスロットにはまり借金1000万を作るという泥沼の生活を送ります。
しかし、24歳で実家の熊本県に戻り、再生バッテリーの事業で起業。その7年後には年商5億を達成し年収1億円というヤリ手。
田舎のほうが稼げる理由として本書では
- 田舎のほうが都会より利益率が高い
- ライバルがいなく、簡単に一番になれる
- 田舎のほうが固定費が安い
という主に3つの事を挙げています。
田舎には仕事がないという先入観をみんなが持っているため、ライバルがいないという状態がうまれており、ネット以外にもビジネスチャンスがごろごろ転がっているのです。
そのため、利益率が高くなり、家賃や人件費の固定費も安く済むというメリットがあります。
では、田舎に仕事があるのかという点ですが、田舎で起業したからといって田舎の人をターゲットにする必要はないのです。著者も半分以上は海外の顧客がついています。
このネット時代、田舎で起業しないほうがおかしいくらい田舎のほうがメリットがあるそうです。
もちろんネット以外でのビジネスでも成功した具体例を本書ではいくつも挙げています。
都会で稼げないから仕方なく田舎で仕事しようということではなく、都会よりも田舎のほうが稼げるんだということが本書での一貫した主張。
さらに、田舎で成功する人、しない人の共通点をあげて、ただうまくいった例を挙げるのではなく非常に実践的なビジネス本に感じました。
ビジネスで成功したい人なら必見。勇気を出して本書を手に取り満員電車を降りてみれば、精神的にも経済的にも自由な世界が待っているかもしれませんよ。
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