今回はお詫びと言い訳を…
八尾にある営業所所属だと稼げないと誤解を与えてしまいました!
以前書いた記事を読んだ方から「八尾は稼げないんでしょう?」との問い合わせをいただきました。
申し訳ございません!書いてることに嘘偽りはないのですが、補足記事を書かせていただきます。
実はいうと、この某社のM社営業所について、聞く所によると「昼勤の中では一番売上が高い!」と小耳に挟んだ事があります。実際わたしもそこそこの営収でした。
この記事は、タクシー業界を全くしらない人にタクシー営業についてわかりやすく書いた(つもりの)ものであります。確かに大阪市内の営業所のほうが有利ではあるはずです。でも、そうはいっても、通勤の関係から八尾方面、中央環状線より東にある営業所に所属しなければならない方も多くいらっしゃると思います。そういった方が稼げてないか?と言われればそうではないんですよね。
タクシー業界に限らずですが、どんなビジネスでも問題点を指摘されたからといって「駄目なんだ」とはずしてしまうようじゃ成長できません。問題点をリストアップしてそれを解決する方法を考える。指摘されたらそこから価値を見出していく。デメリットをメリットに変えてしまう。それぐらい頭を働かせないと成功できないと思います。ブラッシュアップは大切です。
一昔前と違って今は便利な時代です。多くの方がブログを書いているし、TwitterやFBなどのSNSなどで様々な意見を知ることができ自分が気が付かない問題点がすぐわかります。それらを参考にしうまく取り入れ改善して自分のモノにしていけばいいのでは?批判や指摘は私は神のお告げのように嬉しく聞いてます。そこにビジネスチャンスがあるから。
って事で、みわちんが八尾営業所にいた時の事を書いてみます。
無理して大阪市内へ向かわない!
単純な話です。この一言につきます。
渋滞が回避できる時間帯に出庫できるのであれば、問題はありません。しかし家庭の事情などで朝早く出庫できない方も多いと思います。そんな方は、無理して大阪市内へ向かおうなんて思わなくていいのです。
乗せながら大阪市内に迎えたらラッキーではありますが、それができない場合は仕方がない。でもね、渋滞しているからって諦める事はありません。渋滞している時間帯はとくに「多くのタクシーが渋滞に捕まっていていない」のでお客様もこまってます。また、そもそも一般車だって好き好んで渋滞の時間帯に車を出しているわけではなく、その時間に移動しなきゃならないからそこを走っているわけです。お客様も同じように「渋滞してようがいかなきゃいけないからタクシー乗りたい」って人もいらっしゃるんですよ。渋滞している時間=移動したい人が多い時間でもあるんですよね。
先日、DiDiの記事でも書きましたが、八尾方面は交通の便があまりよろしくありません。なので乗らざるを得ない人も結構多くお客様はそれなりにいらっしゃるんです。
例えば通院客などは病院に時間指定をされていてどうしてもその時間にいかないと間に合わないって事もありますよね。私が乗せたパターンで多いのは、近鉄八尾付近から八尾市民病院、顕証寺から新井病院、穴太から東大阪医療センター、大蓮から池田病院など通院をするおばあちゃんが多くいました。そんな方を乗せたら世間話をして、いつも利用しているのか?何曜日に通院しているのか?等さり気なくきいておくとよいです。
それから、友井から東大阪市役所など中央大通り方面の高齢の女性客も多くいらっしゃいました。近鉄大阪線、近鉄奈良線、地下鉄中央線、JR関西本線、どれもこのあたりだと東西を走る線で、南北を走る電車がないので電車移動となると遠回りになってしまい時間もかかる。とくに高齢者や子連れにはつらいようです。バスもあるにはあるんですが、あまり便利が良いとは言えません。なので、南北の移動にもタクシー利用者は多くいます。また雨がふると近畿大学や付属高校などの利用客も増えます。駅から離れているので雨の日は大変だし濡れたくないからでしょうね。
矛盾した言い方になりますが、客で溢れかえってる事はなくそこらにいる事は滅多にいないが、ちゃんと戦略を練って走れば途切れる事なく客がいる。そんな地域です。
一度、自転車やバイクで渋滞時間に走り回ったらよいと思います。
無線がある会社もしくは配車アプリを使ってる会社を選ぶ
このあたりは流しのタクシーがあまりありません。走ってるタクシーがいたとしてもみんな回送や予約にしてます(もったいない)近鉄八尾などの駅前にいけば、タクシーが捕まる事はありますが、駅までいけるなら電車にのるっちゅーねん!って私などは思うわけで…。なので、やはり配車依頼をかけます。
無線を持ってる会社や配車アプリ対応の会社がやはり有利でしょう。前回の記事でも書きましたがもしかしたら配車アプリを使いたくても使えない客がわんさかいるかもしれませんよ。
おまけ
最近、相談にのっていてよく思うのですが…
タクシー運転手さんって、タクシー運転手になるまでタクシーをあまり必要としてなかった方が多いのではないか?と。
私は免許を取得したのが約5年前です。交通の便の悪い地域に住んでいながら免許をもっていなかったので、しょっちゅうタクシーを利用していましたし、また会社員時代もタクシーチケットを支給されていたのでよく利用してました。独身の頃はタクシー通勤させて貰ってました。
なので、タクシーを利用したい気持ちがよくわかるんです。
だけど、タクシー運転手さんの会話を聞いていると「電車でいけよ」「駅まで歩けよ」等、よく聞きます(^^; 酷い人だと「タクシー運賃は高い」とか「タクシー乗るとかもったいない」と言い出す方まで…。
価値観の違いなんでしょうが、びっくりしちゃいます。
もっと頭をやわらか〜くして「高くても乗りたい理由があったのかな?」とか「ちょっとしんどい距離かな?」とか考えられないものなんでしょうか。
自分なら乗らないと思ってたら、いつまでたっても客の気持ちなんてわからず、いつまでたっても客がいる場所なんてわからないんじゃないかな?と思います。
自分が客なら乗らないじゃないくて、自分が客ならどういう時に乗るとか、この辺りに自分が住んでたらどうやって移動するか?等想像していくのが大切なんじゃないでしょうか。