リーフの充電について書く予定でしたがワンコインタクシーグループ会長のブログの「EVについて考えてみる。」のエントリーを読んだので大阪府下のEVタクシー乗り場の小話をしたくなった。
大阪府下にEVタクシー専用乗り場はマルイ前だけ!
ものすごく勘違いされてるみたいなんですが、実は、EVタクシー専用は難波マルイ前だけなんです。
以前は大阪ステーションシティ・ノースゲートビルディングの2階に、EVやハイブリットを優先配車しているエコタクシー乗り場がありました。
実はここ、EVやハイブリットが優先される乗り場であり、EVタクシー専用乗り場ではありませんでした。
あまり大きな声では言えないのですが、どんな利権があったのか、私が新人養成で入社した会社のタクシーはエコカーじゃなくてもここの乗り場に入る事が可能でした。何やらデーターをとるためにその会社の入構が可能だったみたいです。なので新人であった数年前、固定給を頂いてる時に一度はいった事があります。
乗り場に乗客らしき人があらわれたら無線で入構依頼がはいってくるのです。興味本位で入ってみたんですが、はいった頃には客はおらず(笑)しかし一度はいったらすぐに出てはいけないルールなので苦い思い出しかありません。
みんな嫌がって入らない印象しかありません。ちなみにこの乗り場はなくなったようです。
今あるのはなんばのマルイ前、高島屋の向かいのEVタクシー乗り場。ここはHVなども並べるエコタクシー乗り場ではなく、8時から20時までの間、完全EVタクシー乗り場です。
EVタクシー乗り場なのにEVタクシー以外もよくとまってる
この乗り場、駅前なのとすぐに花で並べることからEVタクシー以外も結構とまってます。BEVオーナー仲間から「リーフのタクシーに乗ってみたいのにいつもLPGタクシーがとまっている。EVでないのであれば向かいのタクシー乗り場に並べるばいいのに!」と声を頂いたことをきっかけに、私は積極的にこのマルイ前のEVタクシー乗り場にならぶようにしました。
面白いことに、私がならぶと反対側から走ってきて「リーフのタクシー乗ってみたかったんです!」というお客さんが結構います。そういわれると売り上げそっちのけで並びたくなるものです(笑)
でもね、並ぼうとしても並べないことも…。他のタクシーがたくさん並んでて並べないんです。そこで「移動してもらえませんか?」とお願いしてみることにしました。
タックンの新人さんが一番印象よかったです
私以外のEVタクシードライバーに聞いたところ、私と同じように他のタクシーが並んでいるからEVタクシーとして機能していないし、トラブルになりやすいから行かなくなったと言ってました。EVタクシー普及を願っている私としてはこれはよくない!私以外のEVタクシーも並びやすい環境を作りたい!と思い、EVタクシー以外が並んでいたら、そこがEVタクシー専用乗り場であることをお話し、移動をお願いしています。
私から声かけられた方は知ってるかもしれませんが、初回はかなり低姿勢でお願いに行くんですよ。それでも暴言でかえしてくる運転手が多く、同業者として非常に情けなくなります。
この暴言の返し方も各社の色が出ていて非常に興味深い。ガラが悪い運転手しかいない!と評判の会社の方々はたいてい女性差別的な暴言をはいてきます。どうみても70代以上のおじさんに「ババア」と言われたりハゲ散らかしたおじさんに「ぶさいくな女やな」と言われることもしばしば。元々ルールが守れないから並んでるであろう人らなんで、ある程度の予想はしてましたが…。このような発言がでたら容赦なく会社に電話します。この手の運転手は客からみてもいなくなってほしいと願います。
それ以外はほとんど、舌打ちだけとか無言でさる方が多いですが、私をタクドラデビューさせてくれた某社の乗務員さんは「どうしてあなたのような会社の人にそんなことを言われないといけないのですか?」といった、あそこの会社らしい上から目線の言葉をいただきました。これにはさすがの私も大笑いをしました。各社の色がでていて本当に面白いですね。
意外だったのがタックンの乗務員さん。3人程に譲ってもらうようお願いしにいったんですが、どなたもEVタクシー専用であることを知らなかったようで、すごく感謝され「教えてくれてありがとう。今度から気をつけます」といってその場を離れていきました。こういった乗務員さんが増えていくとタクシー運転手のイメージもよくなりそうで楽しみです。
みんなすんなり移動してくれるようになったよ
まだまだ完璧とはいえませんが、私や私以外のEVタクシーが停まったら、何もいわず移動してくれるタクシーがふえました。
ご協力に感謝です。
BEVファンとしては、マルイ前にいけばいつでもEVタクシーに乗れる!ってぐらいEVタクシーが増えてくれればいいのになって願ってます。`そんな日がくるのでしょうか?
ではまた〜。