こんにちは!明です。
今回は私が大学に通い始めてから時々目にする天守閣を近くまで見に行ってみた感想や、そこで発見したものを書こうと思います!
天王寺公園や天王寺動物園に行くと、必ずと言っていいほど目に入る天守閣ですが、実はあの天守閣があるあたりはカップルズホテルが多く建ち並ぶ、いわゆる「ラブホ街」と言われる場所なのは地元の人や行ったことがある人なら知ってると思います。
かくいう私は去年、興味本位で入り込んでみるまで知りませんでしたw
天守閣があるということはお城かな…?
そう思っていた頃が私にもありました。
しかし、あの天守閣は「醍醐」というラブホなのです!
信号待ちがめんどくさい私はあべちかを通って天王寺公園の前まで行き、ビックリドンキーのある横断歩道を渡って天守閣のある建物を探しに行きました。
天守閣を目印に歩いていくと思ったより近いところにその建物は見えてきます。
余談ですが、ここら一帯の地名は茶臼山というそうです。
一見山らしき山は見当たらないのですが、それについてはまた後で話題になるので、今は「醍醐がある場所の地名は茶臼山」とだけ覚えていてください。
どうやら下の方はお城モチーフではなく普通の建物のようですね。
更に近づいてみます!
近づいてみると、そこはかとなく和風なデザインの建物で、周りには松の木などの日本庭園でチラホラとみる植物が植えられており、見たことはありませんが、日本の城をモチーフにした昭和のラブホはこんな感じだったのかなーといった印象を受けます。
写真では少し見辛いですが、入口の上に「HOTEL 醍醐」とネオンのようなもので書かれているのが見えます。
夜になるとこれが光って存在感をアピールしてきそうですねw
更に近づくと塀が見えてくるのですが、そこには家紋のようなものが…!
パッと見た感じでは徳川葵かなって思ったのですが、よく見ると花か昔の扇子っぽいですね。
後で調べたところ、「丸に三つ割り菊」という家紋だそうです。
(参考:Web家紋帳
http://kamondb.com/plant/kiku.html)
この家紋の偉人、有名人は調べても出てこなかったのですが、この紋から〇の部分を除いた三つ割り菊の家紋を持つ偉人や有名人には実業家の益田孝さんがいました。
恐らく、実業家として成功した益田孝さんにあやかって家紋に丸を付加したこの紋を使用したのか、それともこのホテルのオーナーの家の家紋がこれなのかのどちらかでしょうね。
入口の横の二宮金次郎像と石碑…?
上の写真からもう少し先に進むと、二宮金次郎像が見えてきます。
勤勉で真面目なところを見習わせようと子供たちの目に付く学校などによく置かれる二宮金次郎像と、子供たちに見せたくないものの代名詞たるラブホの共演はなんとも言えないシュールさがただよいます。
さらに、この隣に「茶臼山歴史について!」から始まる石碑のようなものがあるので、醍醐に用事はなくともついつい足が止まります。
ここには天王寺・岡山の戦いの中の天王寺口の戦いについて書かれていました。
ここ、茶臼山は大河ドラマ「真田丸」でおなじみの真田幸村最後の合戦場の舞台なんです。
この醍醐から更に四天王寺や一心寺のある方に進んでいくと、茶臼山という標高26mほどの低い山があります。
かなり上の方でここら一帯の地名は茶臼山といいましたが、その地名はこの建物ですっぽり隠れてしまうほど低い山の名前だったんですね。
この茶臼山という山には真田幸村縁の場所もあり、大坂夏の陣などを解説する看板もせっちされているそうです。
歴史好きとしては、こちらも機会があれば行ってみたいものです。
(参考:Welcomingアベノ・天王寺 歴史スポット
https://www.abeno-tennoji.jp/campaign/about/history.html)
おまけ
帰り際、1人でラブホ街をスマホ片手に徘徊する勇気が出なかった私は帰り際、曲がり角で見える範囲の看板をみてどんな名前のホテルがあるのか見ていたのですが、その中で目を引いたのがこちらのHOTEL 茶臼山。
「そのまんまやないかーい」とベタなツッコミを心の中でいれてカメラでパシャリ!
通りすがりの子供連れに不審な目を向けられたのは気のせいだと思いたいです。
ネットでは金次郎像が近くにあるラブホ、天守閣がある謎のラブホみたいなのが出てるとは思いますが、二宮金次郎像の隣に茶臼山の歴史について書かれた石碑があるのは検索しても出てこなかったので、ネットでもあまり流れてないと思います。
すぐ隣に天王寺動物園もありますし、この辺りは外観や部屋の間取りなどを気にしなければ割とリーズナブルな料金設定のところもあるので、とりあえず休憩したいカップルにはオススメです!