タクシー会社の給料形態ってA型B型AB型等色々ありすぎて、よくわからないですよね。養成期間はA型でそれをすぎるとAB型に変わるところや、経験者の場合は最初からB型の所など、同じ会社でも乗務員によっては賃金体系が全く異なる事もあるようです。面接や説明会の時には養成期間や入社1年目の事のみならず、それが終わってからの事もしっかり聞きましょう。1年目は高待遇だったのに2年目以降は賃率の低さに喘いでる情弱乗務員さんをよく見かけます。辞めたくても”寮に入ってしまった”とか”養成縛りが解けない”等色々あるようですね。
神様を乗せて走る運転手がよくいる!
スーパーサインが「貸走」になっているのに、後部座席にお客さんが乗ってないタクシーを見かけたりしませんか? 私も以前、信号待ちで横に並んだタクシーがお客さんが乗っていないのに貸走になっているのに声をかけた事があります。
おじさんタクドラはニコニコしながら、そのまんま走り去っていきました。
老婆心で教えてるつもりが背筋が凍る想いをするとは…。
でもこれ、あとでこの乗務員の冗談だとわかりました(笑)
いれちゃぼを行う乗務員は多い?
タクシー会社の多くは”足切り”というノルマのようなものがあり、これをクリアする事によってインセンティブが発生したりします。会社によって細かい事が違うので説明は省きますが、この足切りよりも10円少ないだけで、貰えるお給料が非常に少なくなったりするんです。
例えば、私の所属する会社では、隔勤の場合、1日39,000円以上だと60%、それ以下だと40%となります。
3,9000円の営業収入があれば23,400円。20円少ない38,980円だと40%なので15,560円。
この違い、どう思われます?
この差額を埋める為に、お客様が乗ってなくてもメーターを倒して走って自腹投資をする乗務員も少なくないんだってさ。
この行為を関西では「いれちゃぼ」とか「神の手」というんだって。知らなかった。
あまり褒められた行為ではないでしょうが、お客さんが乗ってないのに貸走になってるタクシーをみかけたら、そっとエール送ってあげてくださいね(T_T)
お ま け
- 弊社の場合は39000円がラインなので、営業収入 X は 39000 円未満であるとする。
- いれちゃぼをした場合の収入を A、 いれちゃぼをしない場合の収入を B として、B > A であればいれちゃぼをしない方が良い。
- A は営業収入を 39000 円に揃えるので、39000 × 0.6 といれちゃぼ金 (39000 − X) の差額が収入となる。
A = 39000×0.6−(39000−X) = X −39000×0.4 - B = X × 0.4 = 0.4X
- B>Aの計算
- B > A ⇐⇒ X < 26000
弊社の場合、営業収入が 26000 円以上あれば A ≥ B となり、 いれちゃぼをしたほうがオトクって事ですね。
結 論
損をしたくなきゃ数字に強くなろう!
この業界、お釣りの計算さえ出来てりゃ大丈夫と思ってた自分がはずかしいです。
ま、いれちゃぼしなくてもいいようにがんばるのが一番ですけどね(^-^)