GIDとして生きる 13

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「GIDとして生きる」カテゴリーの記事はGIDのしむこれさんに書いて頂いた記事です。詳しくは「はじめに」をご覧ください。

#13 戸籍変更

こんにちは、しむこれです。今回は戸籍の名前変更についてお話したいと思います。
転職活動だけではなく、私はこれまで戸籍上の名前、つまりは男性名で生活しておりました。服装や容姿は女性で、名前は男性名として生きてきました。
これまで行った転職活動での応募書類はすべて男性名で記入し、性別に関しては聞かれない限りは書類には書かないというやり方をしてきましたが、名前を書くたびにモヤモヤとした違和感が残りました。
性別はSRS(性別適合手術)をしない限り変えることはできない、ただ名前であれば正当な理由があって1年以上女性の通称名を使っている実績があれば変えられると聞きました。通称名はあだ名やハンドルネームとして使った程度で大々的に使ってはいませんでした。通称名を使う場合、最も有力なのは電気やガス、水道などの公共料金で本人確認書類の提示を求められないことから契約者名を通称名に変更することで実績を作るのが一般的なようです。
しかし、現在私はシェアハウスに居住しており、その関係上、家賃に光熱費が含まれているため別途契約や請求をすることができず書類の用意ができませんでした。今回の転職活動の経験もあり、すぐにでも名前を変えたいという意思が非常に強くなり、実績がなくても名前の変更ができないかと考えました。悩んだ挙句、ダメもとでいいからと手続きをすべく家庭裁判所に向かいました。実績がない分、申し立てに使う「申し立ての理由」には渾身の力を振り絞って作文を書きました。
既にセカンドオピニオンを済ませており、精神科医2名による性同一性障害の診断を持っていることや、日常的に女性として生活していることと周囲が受け入れてくれていること、男性名では役所関係の手続きで支障をきたすことを書きました。また、通称名を決めた理由と二度と男性名に戻さない意思があること、両親の戸籍に傷をつけないように既に分籍し単一戸籍になっていることなども記載しました。
証拠となる資料ですが、診断書に加えて女性名での定期券と家電量販店やドラッグストアの会員証を提出しました。書類上は不備もなく無事受理されました。その後、出廷してほしいと連絡がありました。今月末に出廷し戦ってきたいと思います。その結果次第ですが、現時点でできる限りのことを行ったのだからと自分に言い聞かせました。結果がどうであれ、やらないよりはやったほうがいいという考えのもと、名前変更の申し立てを行いました。

結果は数週間かかるとのことで、分かり次第お伝えいたします。