大学に入学してから気になっていたPLの塔に行ってみた

読了目安時間: 635

今回はPLの塔を見に行ってきました。
PL花火大会、PL学園高校などでPLという名前を聞いたことがある人は多いですよね。
その中でもPLの塔は遠くからでも見えるのに、私の周りには行ったことがある人やあれが何なのか知ってる人が少なかったため、春休みを活かして近くまで行ってみることにしました。

記念撮影にと何枚か中の写真を撮ったのですが、出る時に警備員の方から「教団の許可なしに写真をインターネット上にあげてはいけません」と言われてしまったので、遠くからの写真と、看板のようなものの写真だけになってしまいますm(_ _)m

PLの塔ってなに?

大阪府の富田林市にある白い大きな塔の事で、近鉄長野線に乗ってると、富田林市駅あたりから川西駅の間で見る事ができます。
関西圏なら、PL花火大会という名前でなんとなくどの辺かわかると思いますが、おそらく関係者や古くからの地元の人間以外にはあの塔がなにかはわからないでしょう。

かく言う私も存在は知っていてもどういったものなのか全く知らず、他府県から大阪に下宿して大学に通う同級生達とは「あの塔は何か」という話題で小1時間討論した事がある程度です。

実は、あの塔はPLの塔という名前ではなく、大平和祈念塔という名前で、パーフェクトリバティー教団が建てた「世界の戦争犠牲者を慰霊し、世界平和を祈る人々の心を象徴するモニュメント」だそうです。
PLって、パーフェクトリバティーの略称なんですね。

観光施設ではなく宗教施設だそうです。
私自身は信者でないのですが、超宗派と書いてるくらいなので、その教団の信者ではなくても平和を祈るために行くなら問題ないだろうし、祈りとは作法や方法ではなくその人の心だと思ってるので、平和を祈念するために行ってきました。

作法とかはわかりませんが、作法に囚われて正しいとされる手順をふまない祈りは祈りでないと怒る宗教なんて日本で聞いたことがありませんし、「神道の人間は寺に来るな!」とか、「おじぎせずに手だけ合わせるなんて罰当たりめ!」なんて怒られたなんて話聞きませんから、問題ないでしょう。

PLの塔に向かう

PLの塔までの道をグーグルマップで調べ、最寄り駅が富田林西口駅だと知った私は、近鉄大阪阿部野橋駅から河内長野行きの電車に乗って、徐々に高層ビルや大きなマンションが減っていき田んぼや畑ばかりの景色になるのを楽しみながら、グーグルマップに搭載されてる口コミ情報を見ることに。
そこには、「昔は正月とかに一般開放されてたけど、今は上までのぼれなくなってる」との情報がありました。
中に入ったり上ったりはできなくても、入口近くまで行けたらいっかーみたいな軽い気持ちで富田林西口駅で降り、グーグルマップを起動します。
画面には徒歩18分の文字。電池は残り98%。
普段歩いてる時間に比べればなんて事はないし、電池も余裕だとちょっとした冒険気分で歩き始めました。

が、これが大きな間違いでした……。

徒歩18分の距離を迷子!?

勇んで歩き出したはいいものの、案内された通りに歩いても入口はおろか看板らしきものも見えてこない始末。
地図画像の上では繋がっている道があったため、迂回してそちらの道を使おうとしたのですが、その道に入るところは柵が設けられていて「関係者以外通行禁止」の文字。
ここまできて「行けないのかー。はい。そーですか。」と言って帰るようでは浪速女の血が廃るって事で、他に繋がってる道はないかを探すことにしました。

電池残量も60数%。
マップを使った割には大きな消費もなく、まだしばらくは持つだろうとマップで繋がってそうな道を探しながら歩くこと10数分…
現在地の近くにはもう塔まで行けそうな道はなく、大幅に遠回りして、PL病院の前を通るしかないかと思ったその時、直前まで53%を表示していた電池残量がいきなり1%に!

これではせっかく着いても写真が撮れない!
更にいえば方向音痴な私がナビを使わずに行けるはずがない!!
そもそもここから帰る道さえわからない!!!
近くにコンセントが使えるマクド〇ルドかa〇ショップがないか探し、急遽充電する事に(‘A`)

2時間近く歩いてたし、マップ使ったけど、ちょいちょい消したりして電池の消耗を抑えてたのに、20%と10%の警告無視していきなり1%ってなんやねん…。

電池も回復した所で再び塔へ向かう旅にでます。
どうやら本当の最寄り駅は富田林駅で、富田林駅からPL病院の前を通る道が正しいようです。
2時間うろついた私って……(´・ω・`)
1駅分余分だし、ナビ切った時に迷ってるし…。

充電してたところから駅まで戻ろうかと悩んだものの、どうやらそこから歩いた方が早そうなので、もうひと踏ん張りで歩いていきました。

3時間の旅路の終わり

再びナビを使いながら塔へ向かいます。
病院へ行くバスなどが通るからか、道路の幅は広めですが、歩道は少し狭い道を歩いていくと、捻れたような形をしたタイル張りのモニュメントがポツンと建っています。
どうやら、このモニュメントもPL教団のモニュメントのよう。
私はこのモニュメントの前を通る時、なんとも言えない気味の悪さと威圧感を感じ、少し警戒しながら通ったのを覚えています。

モニュメントを過ぎてどのくらいかは、時間の感覚が麻痺してるのでわかりませんが、それなりに歩いたところに「大平和祈念塔」の文字が書かれた看板を見つけました。
この道で合っていると確信がもてた私は早く終わらせて記事を書こうと塔を目印に歩き続けました。

病院を通り過ぎた先に、「超宗派 万国戦争犠牲者慰霊 大平和祈念塔」という大きな立て看板のようなものが見えてきます。



入口の表示に「開塔:午前10時 閉塔:午後4時」とあり、時計を見ると14時30分すぎ。

まだ時間はあるので中に入ります。

表示から塔までもかなりの距離があり、横を見ると小さめのゴルフコースや、コテージのようなウッドハウスが見られます。
塔が近づくに連れ、人が全くいないことに対する不安感と、行くなとでも言いたいような足の重さを感じつつ向かうと、子供が喜びそうなフルーツを模した遊具が見えてきました。
その奥にはPLの塔と、守衛室。

一応門のようなものがあり、守衛さんに入ってもいいか聞いてから中に入りました。

広場…?

門を通って進んでいくと塔を囲むようにして遊歩道のような道があり、所々にベンチが置かれていました。
道の脇には石碑があり、何が書かれているのか見てみると、「現代彫刻シンポジウム」とタイトルのようなものが刻まれており、その下には彫刻家達のサインと思われる名前などが彫られていました。
残念ながら知ってる名前は1人もいませんでしたが、1番下には「朝日新聞社1963年7月1日-9月30日」と書かれていました。
思ったよりこの教団の歴史は古いようです。
できて20年前後の教団かと思ってました。

ついに中へ!

塔の前の大きな階段の前に建つと、まっすぐではない足のような部分や、整ってない形であるが故の不安定さを感じるフォルムに崩れてくるんじゃないかと不安になりましたが、深呼吸して階段を登り始めました。
この階段、すごく登りにくかったです。
走って登ったら途中でつまずくか、こけると思います。

入口のガラス扉から中をうかがうと、とても薄暗かったので怖気づいたのですが、ここまで来て参拝しないのもなーということで入ると、まず目に入るのはPLの塔のミニチュア版と、それと似たようなモチーフで作られたと思われるモニュメント。
とりあえず記念にと写真を撮ると、それに気づいたのか、教団の神父と思わしきおじいさんが来て「パンフレットもありますし、柱をを一周するように彫刻も置いてます。よかったら見ていってください」と勧められます。

が、私は最初にみたモニュメントと、立っているロビーからチラッと見える彫刻に、不安感を覚え、とりあえず塔の階層の案内板を見ることにします。
彫刻見た瞬間鳥肌がたっておさまらないし、1歩近づいただけで手が震えるとかちょっと近づいたらダメだと思いました。
ということで、いつも見ている穴のように空いた黒い部分はなんなのか気になっていたので、案内板で確認します。
案内板みたら展望室や控え室、貴賓室になってるんですね。
空洞だと思ってた(^^;

その後も「2階の神殿に今すぐ案内できますが、参拝していかれますか?」
と神父のようなおじいさんに勧められたのですが、2~3時間ほど道に迷って歩き回ったからか、気分が悪くなってきたため、「体調が優れないので今日はもう帰ります」と言って帰ってきました。
この時点で若干脚もガクガクしかけてました。
朝ごはん食べてから飲まず食わずで3時間ほど歩き通しだったらそりゃあ気分も悪くなるわ(´・ω・`)

ここに飾られているモニュメントは、捻れてたり中が不自然に見える空洞だったり傾き気味だったりして、安定していて整った形が好きな私にはあの不揃いさが不気味というか、不安にさせられる形に見えました。

持って帰ってきたパンフレットを読むと、教祖さんの「人生は芸術である」という教えによって、彫刻などの芸術作品が塔の内部などに展示されているようです。
身の回りで起きる全てのことは自己表現の素材であり、物事をどのようにもとらえる自由性を神から与えられている。
という考え方なんですね。
どこか哲学的な考え方自体は嫌いではないというか、むしろ好きですが、私は自分より大きいものにはどうしても安定感を求めてしまうのです…。

また、塔は2代目教祖の御木徳近さんがデザインしたもので、天を指さしている手を模していて、人種や宗教など関係なくみんなで手を取り合って平和を祈りましょうということ表してるそうです。
だから信者でなくても参拝するために神殿に行けるんですね。

余談ですが、神殿には戦争の犠牲者の記録がマイクロフィルムで保存されているとのことです。
また、Googleで行き方とかを調べてたら、予測のところに「PLの塔怖い」と出てきたので、あの形に不安になる人は少なからずいるようです(^^;

無事に帰れるか…!?

足早に塔から出た私は小走りで門へと向かいます。
早くご飯を食べなければ晩御飯が入らないし、空腹通り越して吐き気が出てき始めてましたからね。

このまま門を出たらとりあえずガムを噛もうと思ったところで守衛さんに止められました。
冒頭で書いた「中の写真をインターネット上にあげてはいけません」のあれです。
個人的に見るために残すのはいいらしいのですが、SNSや広告などで使うのは教団の許可がない限りNGだそうです。
ということで、中の様子は私の感想を交えたレポートのみになりました。

帰りは富田林駅が近いと分かっているので、一直線に富田林駅へ向かいます。
電池残量も充分なので、帰りは寄り道なしでまっすぐ家に帰ろうと思ったのですが、あの形容しがたい不快感を拭い去ることが出来ず、天王寺駅のキューズモールでご飯を食べて、少し気分転換してから帰りました。
※帰りは迷わずに帰れました。

あそこには2度と行かない…。
行く時は誰かと行くことにします。
モニュメントの形で不安になっちゃうから。

鳥肌立って手が震えるとか、大阪の千日前商店街の奥を通った時以来ですよ。
あと、大嫌いな爬虫類とか両生類を直接見た時ですかね。

まとめ

  • 宗教施設なので、参拝目的でしか中に入れません。
  • 宗派などは特に関係なく、平和を祈る気持ちがあれば大丈夫なようです。
  • 車で行くときナビを使うと近くまでしか行けなかったり、通行止めなどでたどり着けないので、迷ったら富田林駅からPL病院の方に向かって移動しましょう。
    看板さえ見つければあとは道なりに行けばあります。
    徒歩でいくなら近鉄バス金剛東団地線にのり、PL病院前で降りて徒歩で行くと楽に行けます。
  • 開塔時間と閉塔時間、休みの日(水曜日)に注意。
  • 中に入るのに入場料とかはありません。
    神殿で参拝する時に納める料金があるのかも知れませんが、今回は参拝する前に帰ることになったのでわかりません。

ラスボスがいるダンジョンやRPGの舞台、CGなどとネットで話題になったPLの塔こと、大平和祈念塔へ、もし気が向いたら門の近くまで見に行ってみてはどうでしょうか?
遠くから見ている時よりも迫力があって圧倒されますよ!

ABOUTこの記事をかいた人

明

大阪在住の女子大生。手芸と音楽ゲーム、スマホゲームが好きで気になったものは一通り手を出しています。