GIDとして生きる 06

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「GIDとして生きる」カテゴリーの記事はGIDのしむこれさんに書いて頂いた記事です。詳しくは「はじめに」をご覧ください。

#06 失敗したこと

こんにちは、しむこれです。これまでは面接対策や履歴書の考え方についてお話させていただきましたが、今回は選考を通して失敗したことや、改善すべき点などをお話させていただきたいと思います。
前回までのブログでお伝えしたように、私は派遣で就業しており、ある日契約終了を言い渡され、内定取り消しの連絡を受けました。当初は新たな就業先に内定が決まっていたものの、予算の都合など大人の事情で急に取り消さざるを得ない状況となったとのことでした。
運命といえばそれまでですが、やはり正式な書面をもらうまでは採用活動を続けること、俗にいう“滑り止め”は確保しておけばよかったと痛感しました。ここでの失敗は、電話で内定の連絡を受けたときに、交通費がもったいないからと、他の選考をすべて辞退してしまったことでした。転職の際に一番問題となる空白期間を作ってしまったことで、金銭面だけでなく精神的なメンタルもやられる結果となってしまいました。
その後、改めて転職活動をすることとなりました。今回の件に関して攻めるより、どんどん求人に応募して一刻も早く次の職場を見つけるほうに努力すべきと自分に言い聞かせました。短期間で採用を勝ち取らなければならない事実があっても一度採用されて私のような人を受け入れてくれる企業が存在することを知ってしまった今、再び戸籍上の性別である男性として就業することは耐えられませんでした。そのため、受け入れてくれる企業を探すときも、性別による仕事の内容で差がなく、女性として働ける職場を探しました。もちろん、採用の枠を狭めてしまう可能性もありますが、その理由は「採用実績がなくどう対応したらいいかわからない」というものが多いので、「イレギュラーな対応であることは十分承知ですので多少の偏見があってもそれに負けるようなことはありません」などと意地を見せることもありました。
GIDやトランスジェンダーを雇用することに少なからず抵抗を持たれている企業の多くは、採用することによって本人のメンタル面の問題など、対応すべき点が多数あるためと思われているようです。
また、確実に就業スタートできるよう仕事を選ぶ「男性モード」と、理想を狙う「女性モード」で気持ちを切り替えて転職活動を行うことも考えましたが、ホルモン療法などの影響で体が徐々に変化することも事実ですし、途中で性別を変更することのリスクを考えると、その方法をとることができませんでした。最終的には、企業に応じて臨機応変に対応する姿勢はあるが、可能な限り女性として働くという内容で面接を受け続けました。
次回は、転職に使用したものを挙げて紹介していきたいと思います。次回もよろしくお願いします。

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