GIDとして生きる 04


「GIDとして生きる」カテゴリーの記事はGIDのしむこれさんに書いて頂いた記事です。詳しくは「はじめに」をご覧ください。

#04 GID受け入れのための就職対策

こんにちは、しむこれです。今回は転職を行う上で必要な就職対策についてお話したいと思います。何回か面接を繰り返すうちに感じたことは世間一般で行う対策では足りないということです。一般的には自己分析をしっかり行うことで、何ができて何ができないか、得意不得意を区分けすることが重要だという話を聞きます。しかし、戸籍とは異なる性別で働くためには、「会社側として最低限何をする必要があるのか」を話すことが必要です。
たとえば、日常的に使うトイレひとつとっても、男性用、女性用のどちらを使用するかという問題です。法律的には、生物学的・戸籍の性別に基づいた男性用トイレを使うことになっています。しかしながら、外観が女性である人が男性用トイレを使うことについて率直に受け入れることができない人のほうが大半です。場合によっては女性用トイレを使用するほうがトラブルを防止になる場合があります。結果として法律を破ったほうが良い結果に転じるということです。
これらの課題については様々な考え方があり、会社側とよく話し合ったうえで交渉する必要があります。しかしあらかじめ面接のアポでGIDであることを伝えてあれば、経験上女性として扱われることが多かったです。メンタル面などで心配されることもありましたが、過去の経験上、友人関係などでも多数非難されてきておりその都度、じっくり時間をかけて状況を説明して理解を受けたことをお伝えしました。こういった「自分のメンタル面の強さ」と「似たような人を積極的に採用することで社員の多様性が生かせる」などと、会社側にとって考えられるメリットをうまく伝えることが採用のきっかけになると考えています。
また、採用しても業務に支障がないという点も根拠をつけて説明することも重要だと考えています。「過去にメディカル業界で治験データの解析を携わっており、少なからずホルモンのリスクに関して充分熟知したうえで投与している。投与するときは、万が一副作用が起こったとしても業務に影響を与えないように、毎週金曜日に寝る前に行っているし、そのための改善薬も常備している」と説明を行えば、ほとんどの企業で理解を得られました。あとは業務スキルやコミュニケーションが円滑に出来さえすれば問題なく面接を進めることができました。
このように、企業側が懸念していることをすべて聞き出し、それに対して的確な回答ができるような対策をすることが必要な就職対策であると考えています。焦らずにきちんと説明を行えば必ず理解は得られるもの、それを信じて就職活動を続けています。
次回は、履歴書や応募書類についてお話したいと思います。次回もよろしくお願いします。

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