GIDとして生きる 02

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「GIDとして生きる」カテゴリーの記事はGIDのしむこれさんに書いて頂いた記事です。詳しくは「はじめに」をご覧ください。

#02 転職と職探し

こんにちは、しむこれです。今回は私の転職経験についてお話したいと思います。
私はこれまで過去にプログラマーやインフラエンジニアをはじめ、販売など多岐にわたる仕事を経験してきました。これまで性別違和を感じながらも、男性として仕事をしてきました。
話は7か月ほど前に遡りますが、当時、組込機器エンジニアとして働いていました。紹介予定派遣での契約で、仕事も順調で勤怠も問題ありませんでした。しかし派遣先の都合により直接雇用がされず契約終了を言い渡されました。この時点で転職活動がスタートしたわけですが、精神科医からは「GIDの可能性がある」と言われたものの、まだ通院を始めて日が浅く、この時点では診断書が発行されていませんでした。
ここで転職を機に女性として働くべきなのか、これまで通り戸籍の姓である男性として働くべきなのか、悩みに悩みました。そんな中、あるシステム開発の案件を見つけました。派遣就業なので登録会場に行くことに。登録は服装自由と書いてあったため、女装で行った時のことです。会場でのコーディネーターが真っ先に私に質問されたのは、「スカートをお召しになっていらっしゃいますが、女性として働きたいのですか?」と聞かれました。
理解があるコーディネーターだったため、隠す必要はないと考え、これまでの経歴に加えて精神科医での状況などをすべて打ち明けました。派遣先との面接、職場見学の連絡を受けるたびに、「企業にこのことを伝えますか?」と確認をされ、隠さず伝えるようにお願いしました。
結果としては採用されたものの、男性として就業することとなりました。このことを知らない他の従業員が必ずしも受け入れるとは限らないためでした。
就業スタートして今日に至るまで、一番心配だった人間関係でのトラブルもなく無事に仕事をこなせました。しかし、予定していたプロジェクトが終了を迎え契約終了となってしまいました。理由としては、次の仕事には今よりも必要なスキルが高く、仮にアサインされたとしてもスキル的に難しいのではないかとの見解でした。結局、問題解決が低く、成果物を出せないと判断されてしまいました。
それからというもの、次の仕事を探すために、同じような流れで転職活動をスタートしました。ほとんどの企業が、GIDとして受け入れ実績がなく対応方法がわからないとの理由で断られてしまいました。なんとか1社だけ受け入れてくれるところが見つかりました。そこで採用が決まりつつありましたが、最後の最後で内定取り消しとなり、振り出しに戻ってしまいました。
転職は辛抱強く続けることが大事なので、引き続き頑張っていければと考えています。
次回は、面接での経験についてお話できればと思います。次回もよろしくお願いします。

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