法人乗務員の7つの選TAXI―コロナ禍に見舞われて―

LINEオプチャ
LINEオープンチャットにて大阪タクシー情報交換の場を儲けてます。
情報交換のルームと雑談用があります。ぜひご参加ください。
【大阪タクシー情報】

世界中がコロナ禍に見舞われる中、タクシー業界も大きな打撃をうけてる。
お客さんがとにかく少なくて水揚げがあがらない運転手も大変だし、会社も大きな赤字を出してるところが多い。
東京では計画倒産のようなこともあったし、大阪の会社でも倒産の噂が聞こえたりしている。
既知の事実なのでいまさらここで説明するまでもないか。

TwitterのFFさんや友人ドライバーからの連絡、LINE相談などを見ているとそれぞれいろんな方向へと動いてるようだ。どんな選択肢があるのか、個人的備忘録として、ちょっとだけ紹介したいと思う。

1.失業保険

関東方面の方は”退職”の選択をした方が多くみられたような気がします。大阪の方は割と少なかったでしょうか?
今回の場合、この選択をするにはスピードが命。
失業手当の支給額は直近6カ月間の給与総額で決まります。だらだらと続けていたら支給額が下がる一方です。だからさっさと辞めた人が多かったみたい。
ただ自己都合退職だと支給が3ヶ月遅れます。(すぐ受けるための裏技がいくつかあるのですが今回は紹介するのを控えておきます)
失業保険の対象外の人には使えない手ですね。

2.年次有給休暇

とりあえずは残ってる有給休暇を消化しちゃってる人もそれなりにいるようです。といっても、普段から使ってるから、何日も残ってる人は少ないようですが…(^^;

3.欠勤

欠勤控除がない人はずっと欠勤してる!って方も多いですね。私も欠勤控除がないのでとにかく欠勤してます。
うちの会社は、AB賃なので出庫すれば時給970円換算でお給料いただけるのですが、会社に負担かけたくないって気持ちと、他のバイトのほうがお金になるので、家で在宅バイトしたりしてます。
それで、時々様子をみては出庫したりしてます。

4.休業補償を受けての休業

これは会社によってあったりなかったり。
基本的に雇用調整助成金を受けての支給のようです。
支給額は会社によって様々(雇用調整助成金を受ける場合は6割以上と決まってます)
直近3ヶ月の給与平均から6割を支給するところもあれば、8割のところもあるんだとか。
また、固定で30万(新人養成機関の方はの保証給与にあわせたらしい)のところもあるようです。
また、完全に休みではなく、所定労働日数の半分はでて半分はおやすみのところも。
無論、まったくこれをしない会社もあります。
というのも、6割以上を支払う事が決まっていますが、そのうち9割しか助成金がでません。残りは会社持ち出しなんです。それを払うだけの体力がない会社が結構多い。

5.育児休業

知人男性ドライバーが取得されていました。
これの良い所は、育児休業給付金は非課税なんです。なので所得税がかかりません。育児休業中の社会保険料は、労使ともに免除。会社が出すものではなく雇用保険から出るので、会社も喜んで協力してくれますね。
タクシー会社で男性ドライバーが取得するのは珍しいのではないでしょうか。

6.介護休業

これを取得した人はまわりにはいないのですが…育児休業がありならこれもありでしょう。

7.とにかく出庫!

水揚げ低くても気にせず出庫!
新人養成期間で固定給がもらえる方もいれば、会社から何も支援がないので、出庫する人もいる。
中には定期客の足を護るため、休業補償があるにもかかわらず休まず出庫する人もいるみたい。
意識高くて頭があがりません。

これからどうなるんだろう?

景気回復には2年とも3年とも言われてる。今回の件で失業者がふえるだろうし、失業者が増えるとタクシー運転手へと流れてくる人が増えるかもしれない。わかんないけどね。

多くの会社は「商いは数でこなせ」と思ってる思う。一人の乗務員の水揚げが少なくても数が多ければ利益がえられる。とにかくジャンジャン乗務員を入れてしまうでしょう。
果たして何年かけたらコロナ禍に見舞われる前までの給料に戻るのかしら?
私はのんびり待つ予定ですが、子育てをしていたり何かしらお金が必要な人はとっと辞めて失業手当をもらうのが正解かもしれないですね。

ABOUTこの記事をかいた人

みわちん

miwachin.com管理人。大阪在住のパラレルワーカー。暇を見つけてはネタ探しでいろんなアルバイトを経験してます。現在は大阪にてタクシー運転手として奮闘中。