タクシー運転手が考えるやりがいのある仕事ってなんだろう?

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また内輪ネタです。わかんない人はごめんなさいね。

認められたい欲求って誰にでもある

私もにも認められたいって欲求はある。あるのでちょっと自慢させて欲しい。

タクシードライバー時代、勤務先の会社に感謝の電話がかかってきた事が何度かある。やめた後にもかかってきた事があるらしい。
私は何度も「運転手さんによくしていただきました」とお礼をいただいている。
大したことはしてないつもりだけれど、素直にうれしい!
これらを思い出すといまでも「タクシー運転手にまたなりたいな」って思ったりする。

その中で一番印象に残ってる話を。。。御本人の許可があったので書きますね。

タクシードライバーになってまだ4ヶ月ぐらいしかたっていない夏の早朝。周防町の中からホスト帰りの若い女の子を乗せた。
行き先は4km程度のところ。運賃にして1000円少しとあまり美味しくない仕事である。

彼女はとても酔っていて呂律がまわってなかったので嫌な予感しかなかった。
ホストの男性に「無事に送ってくださいね」と送り出された私は「よし。今日はこの子を無事に送るのが使命だ」と覚悟を決めた。

案の定、私の嫌な予感は的中し、走り出したら気分が悪そうにしている女性。

ブレーキの踏み方がちょっと悪いかな〜と思いながら、彼女に袋を渡したら、やっぱり、吐いてました(^^;

そしてスッキリしたのか寝始めた(汗)到着しても起きない(汗)

とりあえず、近くにあったコンビニで水を買ってきて彼女をおこした。(本当は客を乗せたまま車を離れてはいけませんよ!)

「これで口ゆすぎ〜」

むくっと起きた彼女は外にでて、道路の溝にめがけてまた吐き出す。

トランクに積んでた洗車用のペットボトルの水で吐瀉物を流しながら「大丈夫?おうち誰かいる?水分たっぷりとりや」と言いながらポカリを渡してあげて様子を伺うとまだ無理そうだ(^^;もう少し様子を見守る事に…。

もうこれだけで私はすでに赤字である(^^;でも彼女が心配でならなく、運賃を回収した後でも彼女が部屋に戻るまで面倒をみてしまいとうとう1時間経過。

会社的にも何やってんねん!って感じだろうし、運転手としても駄目運転手なのかもしれない。でも人として、そして女の子を持つ母親として彼女が心配だったのである。

この女性、後日会社に菓子折りもってお礼にきたんだ。
私の顔を見るなり「みっともない所を見せて申し訳ありませんでした」と深々と頭をさげた。
「若い時は仕方ないで。でもお酒の飲み方おぼえんと女の子やねんから危ないで」
と笑いながらいってあげると「運転手さんってすごい」と。何がすごいのかよくわからないけど「やっぱり運転手さんってすごい」と繰り返す。
よくわからんなと思いながら話を聞いていたのだけれど、話はだんだん「私も運転手になりたい」「とてもやりがいのある仕事だと思う」「私もあなたのような運転手さんになりたい」「とても尊敬している」って言葉がならびだす。

いやいやい、介抱しただけやん!と笑っていたのだけれど、彼女はその後、私の勤務していた会社に履歴書もってやってきた(驚)
残念ながら入社前の健康診断で問題がでたので、タクシー運転手になる事はなかったのだけれど、それさえなかったら、彼女はとても若い女性タクシードライバー(22歳!)になっていたのだろうな〜と思う。

尊敬されるお仕事ってなんなんだろう?

世間ではタクシードライバーとは「底辺職」と言われてる。
そう言われるのは収入の不安定さと低所得の方が多いのが主な理由だと思われてる。
あと、Twitterを見ていると、運転するしか能が無い等色々言われてますが…

でもね、問題の本質的な部分では、そうでないと思うんだ。

収入なんていくらあっても社会的地位は向上しない。
それを言い出したら、法律スレスレのラインで人を騙してで1億稼いでる人のほうがよっぽど偉い事になる。
収入が不安定なのが底辺ならうちの旦那さんは自営業なのでど底辺と言われてる事であろう。でも実際はそうではない。
小さい世界だけど、それなりに尊敬されている。

運転手が底辺と言われるのは運転手の言動と行動

ほんと、これなんだわ。

当たり前の事をモクモクとこなし、ワンメーター客にも文句をいわない。
困っている人がいたら出来る範囲で助ける。

売上やルールは確かに大事!

だけど、そればっかり追ってたら世間のいう「雲助」の枠から抜け出せないんだよ。

先日、Twitterでこの道6年目ぐらいの男性がお客様から「ありがとう」と言われた事をうれしそうに報告していた。
それを読んでほっこりした。
タクドラになると心が荒んで行く人が多いのだけれど、彼はまだ私が尊敬できる「乗務員」だなって思った。
彼を見ているとまた運転手に戻りたいなって思ったりもした。

もやもやを吐露しただけの、まとまりのない文章ですが、読んで感じて変わってくれる事があればなと思います。


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